◆ 元の意味(古代)
荘子に説かれる神話的巨鳥
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KANJI ETYMOLOGY
hou
画数
19画
成り立ち
形声
部首
鳥(とり)
分類
人名用漢字
鳥と「朋」から成る、荘子に説かれた天翔ける伝説の巨鳥を表す字。
ORIGIN
「鵬」は意符「鳥」と音符「朋(ホウ)」から成る形声文字で、荘子『逍遥遊』に語られる伝説の巨鳥を指す。荘子に「鯤(こん)、化して鳥となる、其の名を鵬と為す。鵬の背、幾千里なるかを知らず。怒りて飛べば、其の翼は垂天の雲の若し」とあり、北溟から南溟へ九万里を翔ける超越的存在として描かれる。白川静『字統』『漢字源』ともに、「鵬」と「鳳」は古くは同字異形で、ともに大鳥・神鳥を指したと解する。「朋」は古く貝を二連にした象形で「ならび連なる」イメージを担い、巨鳥の翼が両翼を広げる姿と結びついて声符に採られたとされる。落合淳思は甲骨文の「鳳」に風神の含意があるとし、鵬・鳳・風が同源語族をなすとの説を紹介する。日本では「鵬程万里」の語に見るように、雄大な志と前途洋々の象徴として人名・号に好んで用いられる。
構成要素
鳥(意符)+朋(音符ホウ・並び連なる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
荘子に説かれる神話的巨鳥
オオトリ。雄大な志・大成の象徴
九万里の天を翔ける鵬のごとく、雄大な志を抱き、世界に羽ばたく大人物にという親の願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。