子平推命(しへいすいめい)による相性占いは、二人の四柱命式(年柱・月柱・日柱・時柱の干支)から、十二支の三合・六合・冲・刑などの相互関係、通変星の組み合わせ、用神(命式バランスを整える核となる五行)の補完関係を読み解く手法とされます。中国宋代の徐子平(じょ しへい)に由来するとされる『淵海子平(えんかいしへい)』を理論的源流とする子平派四柱推命の伝統的な鑑定領域です。本記事では子平推命相性の基本理論、吉相性と凶相性のパターン、二人で診断する手順を、古典と概説書の範囲で中立的に紹介します。占いは判断補助であり、本人の意思と相手との対話を代替するものではない、という前提でお読みください。
子平推命 相性の基本理論
子平推命の相性鑑定では、二人の四柱命式を比較し、(1) 日柱(日干・日支)の関係、(2) 十二支同士の関係(三合・六合・支合・冲・刑・害)、(3) 通変星の組み合わせ、(4) 用神の補完関係、の4軸を中心に解読するのが一般的とされます。
日干(日柱の天干)は本人の本質、日支(日柱の地支)は配偶者の傾向や日常の本人を映す位置とされ、相性鑑定の中核をなします。
十二支の三合(申子辰・寅午戌・亥卯未・巳酉丑の組み合わせ)・六合(子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未)は調和的な関係、冲(子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥)は対立しやすい関係とされ、二人の命式の十二支がどう絡むかが重要な指標とされます。
- 日干・日支本人の本質と配偶者宮。相性鑑定の中核位置。
- 十二支三合申子辰・寅午戌・亥卯未・巳酉丑の調和的組み合わせ。
- 十二支六合子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未の組み合わせ。安定的とされる。
- 十二支冲子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の対立関係。刺激的とされる。
- 用神補完二人の用神の五行が補い合うか。命式バランスの相互支援。
通変星と日干の組み合わせ
通変星(比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・正印)は、日干と他干の関係から導かれる10種の星で、相性鑑定では「相手の日干が自分にとって何の通変星にあたるか」が読みの材料になります。
概説書では、男性の命式から見た女性は「財星(偏財・正財)」、女性の命式から見た男性は「官星(偏官・正官)」と整理する伝統が知られており、それぞれが命式内に存在し、かつ用神もしくは喜神にあたる場合、配偶者運に恵まれやすいとされます。
ただしこの読み方は伝統的な異性愛規範を前提とした古典の整理で、現代では性別に縛られず「自分にとって相手の日干が何の通変星か」「それが自分の用神を支えるか」という普遍的な見方が広がっているとされます。
吉相性パターン(一般論)
子平推命の概説書で「吉相性」と整理される代表的パターンは、(1) 日支同士が三合または六合にある、(2) 相手の日干が自分の用神または喜神の五行にあたる、(3) 干合(甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸の結びつき)が日干間にある、という三つの条件のいずれかを満たす組み合わせとされます。
特に「日支同士の三合・六合」は配偶者宮レベルの調和を示すとされ、長期的に安定した縁を結びやすいパターンとされます。
また、お互いの命式の弱点を相手の干支が補う「干支補完型」も、夫婦・パートナー関係において深い縁になりやすいとされます。
- 日支三合・六合配偶者宮レベルの調和。日常生活でリズムが揃いやすい。
- 日干干合甲己・乙庚など。引き合う磁力のような関係とされる。
- 用神補強相手の日干が自分の用神。バランスを整え合う関係。
- 通変星好相性相手の干が自分の喜神となる通変星にあたる。
凶相性と対処(一般論)
「注意が必要な相性」として整理されるのは、(1) 日支同士が冲・刑・害にある、(2) 相手の日干が自分の忌神(用神を傷つける五行)にあたる、(3) 両者の命式に同種の偏りが過剰に重なる、という条件の組み合わせとされます。
ただし子平派では、冲・刑・害は破局の予告ではなく、「お互いの違いに自覚的になりコミュニケーションを丁寧にすることで関係が深まる手がかり」と解釈する立場が古典的に存在します。例えば寅申冲は活動力の方向性の違いを示しますが、対話と尊重で補える範囲とされます。
対処の一般論は (1) 違いを否定せず尊重する、(2) 大運(10年単位の運気)の流れで相性の出方が変動することを認識する、(3) 用神を支える生活習慣・環境を選ぶ、という三段階が穏当なアプローチとされます。
二人で診断するヒント
子平推命による相性鑑定を二人で楽しむ際は、(1) お互いの生年月日と生まれた時刻から四柱命式を作成する、(2) 日支関係・通変星・用神の3点を比較する、(3) 一致点・補完点・違いを対話の材料にする、という流れが穏当とされます。
出生時刻が不明な場合は時柱を省略した三柱で簡易鑑定する流派もありますが、用神判定の精度が下がる点には留意が必要とされます。
本サイトでは子平推命・四柱推命の命式自動作成ツールを提供しており、二人の生年月日を入力すれば日支関係・通変星の比較が可能です。詳細は『四柱推命 相性』のコラムをご参照ください。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
