熊崎式姓名判断(くまざきしき)は、大正〜昭和の易学者・熊崎健翁が体系化した日本の姓名判断の正統派流派です。現代日本で最も広く使われる鑑定法で、五格・三才配置・陰陽配置を柱とします。本記事では熊崎式の歴史・特徴・計算方法・他流派との違いを整理します。
熊崎式姓名判断の歴史
熊崎式姓名判断は、易学者・熊崎健翁(くまざきけんおう/1881-1961)が体系化した姓名判断の流派です。熊崎は愛知県生まれで、中国古典の易経・五行思想を研究し、それらを漢字の画数と結びつけて姓名判断の数理体系を構築しました。
1928年(昭和3年)に『姓名の神秘』を発表、以後『熊崎式姓名学』として広く普及。戦後の姓名判断ブームを牽引し、現代に至るまで日本で最も影響力のある流派となっています。
熊崎式の基本的な特徴
熊崎式は「五格・三才配置・陰陽配置」の3つを柱とします。
- 五格天格・人格・地格・外格・総格の5つの数理で運勢を多角分析。
- 三才配置天格・人格・地格の五行相性で運勢の流れを読む。
- 陰陽配置画数の奇数=陽・偶数=陰のバランスで人生の安定度を評価。
- 1〜81画の吉凶各画数に意味と吉凶が定義され、特に重要な数理を「霊数」と呼ぶ。
- 旧字体優先新字体ではなく旧字体(正字)の画数を用いる。
熊崎式と他流派の違い
日本の姓名判断には熊崎式以外にも複数の流派があります。代表的な流派との違いを比較します。
- 熊崎式(主流)五格+三才+陰陽。旧字体。大多数のサイト・書籍の基準。
- 旧字体派(熊崎式の一派)旧字体の厳格運用を主張。より保守的。
- 新字体派現代常用漢字の画数で計算。シンプルな反面、伝統との乖離あり。
- 九鬼式神道系で五十音の陰陽を重視。画数と音を併用。
- 桃華式五格ではなく四柱推命と組み合わせた占術。
- 新字体+音韻派現代の発音・字形を優先する新興派。
熊崎式で重視される数理
熊崎式では特に重視される「大吉数」「大凶数」が定義されています。
- 五大吉数11・13・15・16・24画。どの格に来ても強運。
- 天下第一吉数21・23・31・33画。首領運・大発展運。
- 特殊凶数4・9・14・19・22・28画。破壊・孤独を招く。
- 才能凶数27・34画。突出した才能と波乱を両立。
熊崎式で鑑定する際の手順
熊崎式の標準的な鑑定手順は以下の通りです。
- ステップ1|画数確定旧字体で各字の画数を確定。
- ステップ2|五格計算天・人・地・外・総の5つを算出。
- ステップ3|画数吉凶判定各格の画数を1〜81画の意味表で判定。
- ステップ4|三才配置確認天・人・地の五行相性をチェック。
- ステップ5|陰陽配置確認奇数・偶数バランスを見る。
- ステップ6|総合判断人格・総格を軸に全体の運勢を総合評価。

全世界の姓名判断や鑑定、占いを統合し、その英知を42年間学び続けた占い師。伝統的な熊崎式姓名判断に中国・韓国・台湾など東アジアの命名哲学、さらには西洋の数秘術までを横断的に研究。姓名判断大全の全記事を監修し、赤ちゃんの命名から改名・社名決定まで、実務的な指針の提供を使命としている。
