◆ 元の意味(古代)
長さ十尺、もしくは杖をもつ年長者
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KANJI ETYMOLOGY
jou
画数
3画
成り立ち
会意
部首
一(いち)
分類
常用漢字
杖を手にした長老の姿、敬うべき大人の象徴。
ORIGIN
『説文解字』に「丈、十尺也。从又持十」とあり、又(手)が十を持つ会意字として長さの単位「一丈」を表すとされる。一方、白川静『字統』は金文の字形を観察し、年長者が杖を手にする姿を描いた象形に近い会意字と解し、「丈人」(敬うべき長者)が原義に近いと論じる。藤堂明保『漢字源』は「長」と同系の語で「ながい・たけ」の意を共有すると指摘し、身長や成人男子を呼ぶ「丈夫」、家屋の高さを示す「丈」など、伸びやかな長さの語感を強調する。諸橋轍次『大漢和』は十尺をもって一丈とする度量衡の規定を引き、後世「丈夫」が立派な男子を意味するように転じた経緯を載せる。落合淳思は字源を二説並列に紹介し、許慎説の十尺会意と白川説の長者象形の双方に妥当性を認める。古来より敬称として「老丈」「岳丈」など用いられ、尊厳と長寿の含意が定着した。
構成要素
又(手)+十(杖や長さの符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
長さ十尺、もしくは杖をもつ年長者
たけ、長さ、立派な男子、敬称
凛として立派に成長し、人から敬われる丈夫な人になってほしいという祈り。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。