◆ 元の意味(古代)
身を支える長い木の棒
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KANJI ETYMOLOGY
jou
画数
7画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
人名用漢字
身を支える一本の木。長者の信と尊厳を託す杖の字。
ORIGIN
『説文解字』木部に「杖は持つ所なり。木に従ひ、丈声」とあり、形声字。義符の木が素材を、声符の「丈」が音と「長い・大きい」の語感を伝える。「丈」は人が手に長い棒を持つ姿の象形で、長さ・年長を示す字。両者を合わせ、人が手にして身を支える長い木、すなわち「杖(つえ)」の本義を成す。白川静『字統』では、上古における杖は単なる歩行補助具ではなく、長老や祭祀の長が威儀を正して持つ象徴物であり、王朝の礼法において年齢に応じて杖を賜る制度(『礼記』王制篇「五十は家に杖し、六十は郷に杖し、七十は国に杖し、八十は朝に杖す」)が記されることを重視し、敬老と権威の双方を表す字と位置付ける。藤堂明保『漢字源』はDIANG系の音を持つ「丈」「長」「張」と同源とし、長く伸びるものの語感を共有すると注する。日本では『日本書紀』に「桃の杖」「八尺の杖」が見え、神事の祓具・武具・養老具と多様に用いられた。武芸十八般の「杖術」、修験道の「金剛杖」、巡礼の「同行二人」の杖など、精神的な拠り所を象徴する語として今に伝わる。
構成要素
木(意符)+丈(声符・長い)
STROKE ORDER
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MEANINGS
身を支える長い木の棒
杖/頼みとするもの/支柱
周囲を支え信頼される人、年長者から頼られる徳を象徴。武芸や精神性の高さも宿す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。