◆ 元の意味(古代)
竹の枝を手で取る。分かれた枝。
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KANJI ETYMOLOGY
shi
画数
4画
成り立ち
会意
部首
支(しにょう)
分類
常用漢字
竹枝を手に執る象、本より分かれて支え立つ。
ORIGIN
『説文解字』巻三下、支部に「支は竹の枝を去るなり。手の半竹を持つに从ふ」とあり、字形は「十(竹の半ば)」と「又(右手)」の会意で、竹の枝を手で折り取る象を本義とする。白川静『字統』は、本幹より分かれ出る枝を執り持つ姿から「枝(し)」の原字とし、のち「分かれ出るもの」「ささえるもの」へと意味が拡張したと説く。藤堂明保『漢字源』は、同系語に「枝」「肢」「岐」を挙げ、「本から分かれて伸びる」「分かれた一方が他方を支える」核義を指摘する。古典では『詩経』『書経』に「支体」「支族」の語が現れ、本家を支える分家・分流の含意が早くから定着した。「支柱」「支援」の語は、分かれたものが本体を下から支える構造を象徴し、独立しつつ全体を保持する徳を示す。十干十二支の「支」も、天干に対し地を支え時を分かつ柱の意である。名に用いれば、本家・友・志を黙って支える誠実、独立して立ちつつ周囲を支柱として遇する責任感、分かれてもなお根を共にする情を表す字義となる。
構成要素
十(竹枝)+又(手)
STROKE ORDER
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MEANINGS
竹の枝を手で取る。分かれた枝。
ささえる、わかれ、えだ。
人を支える誠実、独立しつつ全体を保つ柱。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。