◆ 元の意味(古代)
技を演じる人、芸能者
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KANJI ETYMOLOGY
gi
画数
6画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
人名用漢字
人と支(手で枝を持つ)から成り、技芸を演じる人を表す形声字。**歌舞伎の「伎」、芸能の徳を担う**雅字。
ORIGIN
『説文解字』人部に「伎、與也。从人支聲」とあり、声符「支」は手で枝を持つ象形で「分かれる」「支える」の義を持つ。白川静『字統』は、「伎」を「技」の人偏異体と捉え、技芸を身に体する人、すなわち芸能者を意味するとする。落合淳思『漢字字形史』は、戦国期に「伎」「技」が分化し、「伎」は人偏により演者・俳優を、「技」は手偏により技術そのものを指すようになったと指摘する。『説文』段玉裁注は「伎、巧也」とし、巧者・芸人の意を強調する。藤堂明保『漢字源』は *ɡiĕɡ を再構し「枝のように分かれた多彩な技」核義を立て、「技」「岐」「妓」と同系とする。諸橋『大漢和』は「わざ・たくみ・わざをぎ(俳優)」を挙げる。**日本では仏教伝来とともに「伎楽(ぎがく)」(推古天皇朝に百済の味摩之が伝えた仮面舞踊)が流入し、東大寺正倉院に伎楽面が現存。江戸期に成立した「歌舞伎(かぶき)」は日本を代表する伝統芸能となり、ユネスコ無形文化遺産に登録された。「伎」字は単なる技ではなく、神事・祭祀に発する芸能の聖性を担う字として尊ばれる**。人名では才能・芸事の道を志す願いを込める。
構成要素
亻(人) + 支(手で枝を持つ)
STROKE ORDER
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MEANINGS
技を演じる人、芸能者
わざ、芸能、伎楽、歌舞伎
★芸事に秀で、伎楽・歌舞伎に通じる多彩な才能を持つ人に。技を磨き道を究める美意識。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。