◆ 元の意味(古代)
手で行う巧みな業、職人の手仕事
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KANJI ETYMOLOGY
gi
画数
7画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
手の働きから生まれる「わざ」、巧みの極致を示す字
ORIGIN
『説文解字』手部に「技は巧なり。手に従ひ支聲」とあり、形声字として位置づけられる。意符の「扌(手)」は手指の動作を表し、声符の「支」は枝分かれする小枝を手で持つ形を象る。藤堂明保『漢字源』は、声符「支」が「分かれ出る」「細かく分岐する」の意を含み、手の動きが細かく分岐して巧緻な作業を行う様を表すとする。すなわち「技」とは、単に手を動かすことではなく、手指を細やかに分節して操ることで生み出される熟達の業を指す。白川静『字統』では、古代の工人や巫祝が呪儀的な所作を行う際の手の動きにまで遡り、神意を宿した手わざとしての性格を読み取る。『荘子』養生主篇の「庖丁解牛」の故事では、技が単なる技術を超えて道に通じるものとされ、また『論語』子罕篇の「吾少きとき賤し、故に鄙事に多能なり」も、卑しき業を貫いた末に到達する精神性を示唆する。古代中国では「技」は工巧・百工の手仕事を指し、『周礼』考工記に列せられる六種の工人の業全般を含んだ。日本では『万葉集』以来「わざ」は神事・芸能・武芸など、習練を経て体得される所作を意味し、「技」字はその表記として早くから定着した。
構成要素
扌(手)+ 支(分かれる、声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
手で行う巧みな業、職人の手仕事
技術、わざ、手腕、芸能・武芸の所作
鍛錬を重ねて磨かれる確かな実力と、独自の道を究める職人気質を象徴する一字
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。