◆ 元の意味(古代)
草木を植えること。植え育てる手わざ。
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KANJI ETYMOLOGY
gei
画数
18画
成り立ち
会意兼形声
部首
くさかんむり
分類
人名用漢字
草木を植え育てる手わざ。技と教養が一体となった『芸』の旧字。
ORIGIN
藝は艸(くさかんむり)と埶(ゲイ)から成る会意兼形声文字である。許慎『説文解字』には「埶は穜なり、坴と丮に従ふ」とあり、人が両手で苗を持ち土に植える姿を描いた字とされる。藝はこれに艸を加えて、植物を植え育てる行為をいっそう明確にした字で、本義は「草木を栽培する技術」である。白川静『字統』は、埶の字形を、土を盛った所に苗木を植え立てて神霊に祈る祭祀の所作と解し、農耕儀礼に由来する神聖な「わざ」を表す字とみる。植物を育てる技は古代人にとって最も基礎的かつ尊い知恵であり、そこから一般に「技芸」「学芸」「教養」を意味する字へと発展した。藤堂明保『漢字源』は、埶の音は「持って立てる」「整え立てる」意を含むと分析し、藝を「植物を整然と植え立てる手わざ」「身につけた技能」を表す字と説明する。儒教では「六藝(六芸)」すなわち礼・楽・射・御・書・数を指し、君子の必修教養とされた。後に「芸」と簡略化されたが、藝は技と徳を兼ね備えた古典的人格美を象徴する字として、書道や雅号で今なお重んじられる。
構成要素
艸(くさかんむり)+埶(音符・植え立てる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
草木を植えること。植え育てる手わざ。
わざ・技芸・学問・芸事・教養。
★技と教養を磨き、深い学識と豊かな表現力を備える人。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。