◆ 元の意味(古代)
木の杖、棍棒
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KANJI ETYMOLOGY
bou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
常用漢字
両手で奉じ捧げる一本の木、まっすぐ通す芯の強さ
ORIGIN
『説文解字』には正字として収録されないが、後世の字書に「棒は杖なり、木に従い奉声」とあり、形声字として整理されている。音符の奉は両手で物を捧げ持つ会意字で、「両手でしっかりと支える」観念を内包し、棒においても音と義の双方を担う「亦声」的な働きをする。白川静『字統』は、奉を音符とする字には「両手で持ち上げる」「まっすぐ立てて支える」という共通義があるとし、棒は手で握り立てて使う一本の木の杖・棍を指すと述べる。藤堂明保『漢字源』も、棒は「両手で握って打ち振る木の棒・棍」を本義とし、武術の棒術や農具の柄としても発達したと整理する。古代中国では棒は防具・武器・労働具として身近な存在であり、僧兵の棒、捕り方の六尺棒など、武具としても発展した。日本でも杖・棍・棒術の伝統が深く、人名に用いられることは少ないが、まっすぐ一本の芯を貫く実直さ、しっかりと支える剛直さを象徴する字である。
構成要素
木(樹木)+奉(両手で支える音符兼義符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木の杖、棍棒
棒、まっすぐな細長い木
まっすぐ一本筋を通す実直さ、ぶれない芯の強さ
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。