◆ 元の意味(古代)
建物を支える垂直の木材
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KANJI ETYMOLOGY
chuu
画数
9画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
屋根を支える垂直の木。一族・組織の中心を表す重厚な字。
ORIGIN
『説文解字』木部に「柱は楹なり。木に従ひ主の声」とあり、木偏と「主」を組み合わせた形声字である。「主」は灯火の燃え立つ芯を象った象形で、中心に立つもの・じっと動かないものという意味を含む。藤堂明保『漢字源』は、主の音と意味が柱に転用され、「中心に直立して動かないはしら」という語義を形成したと説く。白川静『字統』では、主は燭台の上の火炎を示す象形であり、神聖な中心としての意味を持つため、柱は単なる建材を超えて、家屋・社会・天地を支える神聖な存在として捉えられたとする。古代中国の宮殿建築では柱は権威の象徴であり、『詩経』『書経』にも国家の重臣を「国の柱石」と称する用法が見える。日本においても『古事記』の天之御柱、神社建築の心御柱など、柱は神霊の依代として宗教的意義を担ってきた。建物を物理的に支える機能から転じて、一家・一族・国家を支える中心人物、精神的支柱を意味するようになり、現代でも「大黒柱」「柱石」など重要な語彙を形成している。木偏は素材を、主は中心性と直立不動の姿勢を示し、両者が結合して堅牢で揺るがぬ支えの概念を完成させている。
構成要素
木(材)+主(音符・中心)
STROKE ORDER
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MEANINGS
建物を支える垂直の木材
はしら。支えとなるもの、中心人物、主柱
一族・組織を支える芯の強さ。揺るがぬ信念と責任感
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。