◆ 元の意味(古代)
水を渡す木の橋、屋根を支える主梁
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KANJI ETYMOLOGY
ryou
画数
11画
成り立ち
会意兼形声
部首
木(き)
分類
人名用漢字
屋根を支える主梁。家と国を担う棟梁の風格を持つ字
ORIGIN
『説文解字』木部に「梁は水橋なり。木に従い水に従い、刅声」とあり、水を渡す橋すなわち木を渡した橋を本義とする。木偏(実際は木が下部)に「刅(そう)」と「水」を加えた会意兼形声字で、刅は刃で切る意、水と木を組み合わせて、水上に木を渡し架けた橋を表す。白川静『字統』は、梁を水上に丸太を渡し人が往来する原始の橋とし、転じて屋上に渡して屋根を支える主材すなわち棟梁の梁にも用いられたと説く。藤堂明保『漢字源』では、刅を音符とし、水を渡す木の橋、ひいては家屋の屋根を渡す主柱を示す会意兼形声字と解する。古代中国では戦国七雄の一つ「梁国」、また春秋戦国の名橋・梁橋があり、後世「橋梁」の語が成立した。建築用語としての「梁」は、家を支える最重要の横木であり、転じて一族・組織の中心人物を「棟梁」「梁柱」と呼ぶようになった。『淮南子』には「天下の梁柱」と記され、国家を支える人物像の象徴となった。また、川に仕掛ける魚捕りの仕掛けも「やな」と訓み、梁の字を当てる。日本では「はり」と訓み、古民家の太い大黒梁は家の威厳と歴史を象徴する。命名に用いれば、家族と組織を支える棟梁の器、揺るぎない責任感と統率力、そして大きな志を象徴する重厚な字となる。
構成要素
水+木+刅(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
水を渡す木の橋、屋根を支える主梁
梁、はり、橋、棟梁、中心人物
棟梁の器と統率力。家族と組織の屋台骨を担う重厚な存在
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。