◆ 元の意味(古代)
三十年を一単位とする世代
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
5画
成り立ち
指事
部首
一(いち)
分類
常用漢字
三十年を一区切りとする、世代と歳月を表す字。
ORIGIN
金文の「世」は「卅(三十)」の三本の縦画に飾り画を加えた指事字で、三十年すなわち親から子への一世代を表す。『説文解字』は「世、三十年為一世。从卅而曳長之」と明確に三十年一世の語源を記す。白川静『字統』もこれを支持し、人の一生のおおよそ三十年を世代の単位とする古代中国の時間観念を示す字と解する。藤堂明保『漢字源』は「世」を声符とする「貰」「葉」「曳」など「広がる・伸びる」共通義を見いだし、世代から世間・世界へ意味が拡張した経緯を整理する。諸橋轍次『大漢和』は「世襲」「世継」「治世」など世代と統治・継承を結ぶ熟語を多数収め、王朝史書に頻出する重要語であることを示す。落合淳思は字源を「卅」由来説で確認し、後世「葉」と通じ「葉世」と書く例があることも指摘する。日本では「よ」と訓じ、和歌・物語にも頻出し、世間・人生・時代を表す詩的な字として愛されてきた。
構成要素
卅(三十)の指事的変形
STROKE ORDER
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MEANINGS
三十年を一単位とする世代
よ、世代、世間、時代
世に広く活躍し、世代を超えて愛される普遍の徳を備えた人にとの願い。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。