◆ 元の意味(古代)
二つの物を縦に貫く串
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KANJI ETYMOLOGY
kan
画数
7画
成り立ち
象形
部首
丨(ぼう)
分類
常用漢字
二つの物を縦の棒で貫く形、原始的でわかりやすい象形。
ORIGIN
「串」は二つの口形(穴あるいは品物)を縦の一本の棒で貫いた形を象った象形字で、字面そのものが「物を貫き連ねる」という原義を視覚的に示す。古い字書では「串」は『説文解字』本文に立項されず、後代の字書・玉篇・広韻に収められる比較的後発の字とされる。白川静『字統』は二物を貫く串の象形と簡潔に解し、「貫」と語源・字義を共有する関係字と位置づける。藤堂明保『漢字源』は「串」と「貫」が同系の語であり、「真っ直ぐに通す」共通義をもつと整理する。諸橋轍次『大漢和』は中国語で「串」が「つらねる・連れ立つ」「役を演ずる(串戯)」など派生義をもつことを示し、日本語「くし」訓は祭祀・調理具としての具体物名へ特化した展開と解せる。落合淳思は『漢字の成り立ち』で「串」を字形が原義をそのまま示す好例として挙げ、初学者にも字源直観が伝わる稀有な象形字と評する。日本では地名「串本」「御串」など祭祀・地形語にも残る。
構成要素
二つの口+貫く縦棒(丨)
STROKE ORDER
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MEANINGS
二つの物を縦に貫く串
くし、つらぬく、つらねる
一本筋を通し、物事をつらぬき通す芯の強さと、人と人をつなぐ縁を願って。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。