◆ 元の意味(古代)
息を発して呼びかける声
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KANJI ETYMOLOGY
Ko / Ka
画数
5画
成り立ち
象形
部首
丿(の)
分類
人名用漢字
息を吐き出して呼びかける形を象った字。古典では疑問・詠嘆の助詞として頻用され、「於乎(ああ)」の感嘆に深い情を残す。
ORIGIN
『説文解字』に「語の余なり、兮に従い、上に象る、其の聲気の越揚するに象るなり」とあり、声が外へ越え揚がる様を象形すると説く。甲骨文・金文の字形は「兮」の上に三点を加えた形で、息や声が四方に発散する様を象る。白川静『字統』は、乎を呼びかけ・嘆息の発声を視覚化した象形字とし、「呼」の初文と解する。藤堂明保『漢字源』はKoの音を「呼・嘑」と同系とし、息を強く出す動作を表すとする。古代漢語では助詞用法が圧倒的で、『論語』「学而時習之、不亦説乎(学びて時に之を習ふ、亦た説(よろこ)ばしからずや)」のように疑問・詠嘆の終助詞として用いられ、「於乎(おう)」「断乎(だんこ)」など強い感情の表出にも頻用される。『大漢和辞典』は乎の助字用法を細分し、疑問・反語・詠嘆・呼格の四種に整理する。日本では古典文学で「断乎・確乎」など決意を強調する熟語として定着し、人名では「乎(か)」「乎一郎」など稀ながら古風な趣を持つ字として用いられる。落合淳思は、乎が中国古典の感情表現の核を担い、漢文素養者の教養を象徴する字であると評する。
構成要素
丿(息) + 兮(声の発散)
STROKE ORDER
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MEANINGS
息を発して呼びかける声
助詞「か・や」・断固・確固
★確乎たる信念と断乎たる決意を持つ人に。古典の風雅を纏い、揺るがぬ意志で人生を切り拓く
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。