◆ 元の意味(古代)
機織りの杼、あたえる、われ
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KANJI ETYMOLOGY
yo
画数
4画
成り立ち
象形
部首
亅
分類
常用漢字
機織りの杼(ひ)を象る象形字。旧字「豫」(あらかじめ)と通用。
ORIGIN
『説文解字』に「予、推予也。象相予之形」とあり、両手で物を相手に推し渡す形を象るとする。金文・小篆を見ると、機織りで横糸を通す道具「杼(ひ)」の象形と解する説(白川静『字統』)が有力で、糸を「あたえる」道具からの転用とされる。仮借されて一人称代名詞「われ」となり、また「あたえる」「ゆるす」の意を持った。一方、「あらかじめ」「予言」「予備」の意は本来旧字「豫」(象+予、巨象がゆったり構える意)が担ったが、当用漢字制定で「予」に統合された。『漢字源』は「予」と「豫」の二系統を区別しつつ、現代日本語では「予」一字が両義を兼ねる現状を解説する。落合淳思は「豫」の象を「ゆとり・ゆだねる」象徴とし、君主の余裕ある政(豫政=楽政)に通じると述べる。『大漢和辞典』は「予」の名乗りに「やす・たのし・ひろ」を挙げ、ゆったりとした徳を示す。
構成要素
杼(機織具)の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
機織りの杼、あたえる、われ
あらかじめ、あたえる、われ、ゆとり、たのしむ
★ゆとりある心であらゆる事を見通し人に与える子に
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。