◆ 元の意味(古代)
屋根のある仮屋(余)・食物の余り(餘)
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KANJI ETYMOLOGY
yo
画数
7画
成り立ち
象形
部首
人(ひとやね)
分類
常用漢字
旧字「餘」の略字。屋根のある仮屋の象形で、ゆとりの意。
ORIGIN
「余」は本来、屋根を支える木造の仮屋(草庵)を象った象形文字である。『説文解字』巻二に「余、語之舒也。从八舍省聲」とあり、許慎は語気を緩める助字と解するが、甲骨文・金文ではすでに屋根の象形として現れる。『字統』(白川静)は「余は把手のついた除草具とも、屋舎の象形ともされる。一人称「われ」と仮借で用い、また「餘」の略字として「あまる」の意に用いる」と説く。「あまる」の本字は「餘」(食偏に余)で、『説文』に「餘、饒也。从食余聲」とあり、食物が満ち余る意である。戦後の当用漢字制定で「餘」が「余」に統合された。『漢字源』(藤堂明保)は「余はもと屋根を支える木の象形で、ゆったりと伸びる意。餘はその音を借りた形声字で、食物のゆたかな余裕」と解する。落合淳思は「甲骨文の余は明らかに建築物の象形で、後に一人称代名詞に転用された」と指摘。日本では古来「われ」の謙譲表現として漢文訓読に用いられ、現代では「余裕」「余暇」「余生」など、ゆとりある豊かさを表す。
構成要素
人(屋根) + 干(支柱) + 八(垂木)
STROKE ORDER
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MEANINGS
屋根のある仮屋(余)・食物の余り(餘)
あまる、ゆとり、のこり、われ、その他
★心にゆとりを持ち、豊かな人生を送る人に。余裕ある度量で人を包み、人生の余白を楽しむ風雅な精神を願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。