◆ 元の意味(古代)
進み行くみち、道筋。
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KANJI ETYMOLOGY
to
画数
10画
成り立ち
形声
部首
しんにょう
分類
常用漢字
進み行くみち、道筋を表す。
ORIGIN
「途」は辶と余を組み合わせた形声文字である。許慎『說文解字』には途字は直接収録されず、塗・涂などの字形が前段にあり、後の『玉篇』『廣韻』に「途、道也」と整理された。辵を意符、余を声符とする形声字である。白川静『字統』は、余の字形を屋根のある仮屋ないし神事のための小さな家屋の象形と捉え、舒・徐・除などの語族に共通する「ゆるやかに伸びる」核義を見出す。これに辵を加えた途は、ゆるやかに前方へ伸び続けてゆく道筋、すなわち旅人が歩み行く街道を表す字であるとする。藤堂明保『漢字源』もまた、余を「ゆるくのびる」核義の語族とし、塗・敘・餘などと同系語であると論じ、途は「のびのびと続く道」「目的地へ至るまでの行程」を意味すると述べる。古典では「中途」「前途」「途上」など、人生や旅路の比喩として広く用いられ、目的に向かう過程そのものを指す抽象的な語へと発展した。命名では将来への前途を願う字として用いられることがある。
構成要素
辵(行く)+余(ゆるくのびる・声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
進み行くみち、道筋。
みち、道筋、過程、途中。
★人生という長い道を堂々と歩む、前途洋々を願う字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。