◆ 元の意味(古代)
あらかじめ備える。安んずる。
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KANJI ETYMOLOGY
yo
画数
13画
成り立ち
形声
部首
おおがい
分類
常用漢字
前もって備える。
ORIGIN
『說文解字』には未収だが、後出の字書に「預、安也。从頁、予聲。」とあり、本字を安んずる・前もって備えるの意で釈する。字形は意符「頁(あたま)」と音符「予(よ・あらかじめ与える)」から成る形声字で、頭で先を見越して備えるさまを示す。白川静『字統』は、預がもともと「予」と通じ、未来を見据えて事前に手筈を整える意を担い、後に金品を預ける・人に託すという物理的・社会的行為を表す字へと展開したと述べる。古代中国の官制において「参預」は政務に参与し事前協議に与ることを意味し、政治的決定における重要な役割を表した。藤堂明保『漢字源』は、声符「予」が前へ送り出すさまを含み、預が事を前もって運び備える行為であることと音義が一致すると説く。日本では「預金」「預託」「預言」など、信頼に基づいて何かを託す行為を表す重要語として広く用いられている。「あらかじめ」と訓むことから、先見性や準備周到さを象徴する字でもある。命名には用例稀少だが、信頼を集め重い責務を委ねられる人格、また先見の明を持つ人物像を託すことができる徳ある字である。
構成要素
予(音符・あらかじめ)+頁(あたま)
STROKE ORDER
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MEANINGS
あらかじめ備える。安んずる。
預ける。預かる。あらかじめ。
★信頼を集めて重要な責務を委ねられる、先見の明と誠実さを併せ持つ字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。