◆ 元の意味(古代)
人が身をかがめて低くする
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KANJI ETYMOLOGY
tei
画数
7画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
人が身をかがめて低くする姿。謙遜と慎みの徳を示す。
ORIGIN
「低」は形声文字で、人偏「亻」と音符「氐(テイ)」から成る。『説文解字』巻八に「低、下也。从人氐聲」とあり、人が身をかがめて低くする様を表す。音符の「氐」は、根が地に達する意で、『字統』(白川静)は「氐は底に通じ、根本に至るの意。低は人がその姿勢を低くする」と解する。『漢字源』(藤堂明保)は「氐は下にとどく意。低は人が下に身をかがめること」とし、『大漢和辞典』(諸橋轍次)も「ひくい、しずむ、たれる」を挙げる。落合淳思『漢字字形史小字典』は、戦国期金文に氐字が確認され、低は後起の派生字と指摘。低は単に物理的高低のみならず、頭を低くして礼を為す謙譲の徳をも含意する。日本語では「低い」「低頭」「低姿勢」など、謙虚さの表現に用いられる。名乗りには稀ながら、「低きに流れる水の徳」を尊ぶ思想と通じる。
構成要素
亻(人) + 氐(根に至る)
STROKE ORDER
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MEANINGS
人が身をかがめて低くする
ひくい、たれる、おとる、しずむ
★謙虚で慎み深く、自らを誇らず周囲を立てる人柄に。低きに流れる水のごとく、柔軟で器の大きな人に育つことを願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。