◆ 元の意味(古代)
屋根の下の最下部、根源
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KANJI ETYMOLOGY
tei
画数
8画
成り立ち
形声
部首
广(まだれ)
分類
常用漢字
屋根のもと、最下層に据わる土台。深く静かな本質を示す一字。
ORIGIN
『説文解字』广部に「底は山居なり。一に曰く下なり。广に从い氐声」とあり、屋根を表す「广」と音符「氐(てい)」からなる形声字である。氐はもともと根や下方を意味し、白川静『字統』は氐に「下に至る」「根を張る」の語感があると指摘する。すなわち底は屋根の下のさらに最下部、すべてを支える基底を意味する語として成立した。藤堂明保『漢字源』は、氐=下に押さえつけるの意とし、广の下にあって最も低く落ち着いた部位、ひいては容器の底、川や谷の底、物事の根本といった派生義を導く。古典では『易経』『荘子』『楚辞』に「底」が見え、深淵や根源、終極の意で用いられた。仏典では「徹底」「底心」など、本質を見極める語として重んじられる。日本でも「底力」「心底」「奥底」のように、表面に現れぬ深い力や真実を表す語に用いられ、深みと誠実の象徴となった。名に用いるとき、底は派手さや浮ついた華やぎとは無縁の、地に足のついた誠実さ、底知れぬ実力、揺るぎない芯の強さを示す。一字単独での命名は希だが、止め字や訓「そこ」を活かした表現で用いうる、奥ゆかしい字である。
構成要素
广(屋根)+氐(下・音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
屋根の下の最下部、根源
そこ、根本、最下部、究極
底知れぬ実力、揺るぎない芯、表に出ぬ誠実な深み。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。