◆ 元の意味(古代)
射礼の的、領地を守る諸侯。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
9画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
射礼の的(まと)に矢を放つ象。五等爵の二、諸侯を表す貴き字。
ORIGIN
『説文解字』矢部に「侯は春饗の射する所の侯なり。人に从ひ厂に从ひ矢を象る」とあり、的に矢を射る形を本義とする。白川静『字統』は甲骨文・金文の「侯」を、垂れ幕の下に矢を画いた象形とし、王の領地を守り射礼を主宰する者を「侯」と称したと説く。藤堂明保『漢字源』は「厂(がけ・幕)」と「矢」の合字に人偏を加えた字とし、射礼で領地を授けられる諸侯を指すとする。諸橋『大漢和辞典』は「公・侯・伯・子・男」の五等爵の第二を引き、周代に確立した封建秩序の中核語と位置づける。落合淳思は西周金文「邢侯」「井侯」など多数の侯号を引き、王畿外を防衛する軍事的諸侯が原義と論ずる。日本でも『日本書紀』に「県主(あがたぬし)」と並び中国式の「侯」が訓じられ、近世大名を「諸侯」と称した。**人名での運用は格式が高すぎるため控えめが通例**だが、文字としての気品は群を抜く。
構成要素
亻(人) + 厂 + 矢
STROKE ORDER
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MEANINGS
射礼の的、領地を守る諸侯。
きみ、諸侯、まと。
★気品高く義を重んじる人へ。ただし爵位語ゆえ人名運用は控えめが伝統。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。