◆ 元の意味(古代)
穀物を蔵する建屋。公の蔵。
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KANJI ETYMOLOGY
sou/kura
画数
10画
成り立ち
象形
部首
人(ひとがしら)
分類
常用漢字
穀を蔵する建屋の象形。豊穣と備えの根源を示す。
ORIGIN
『説文解字』倉部に「倉、穀藏也。蒼黄取而藏之、故謂之倉。从食省、口象倉形」とあり、屋根と扉を備えた穀倉の象形と解する。甲骨文・金文では屋根(亼)と本体(戸口)と土台(口)から成る建築物を写し、白川静『字統』は「公的に管理される穀蔵」と説き、廩(りん)が私倉、倉が公倉であったとする。落合淳思『甲骨文字小字典』も殷代から国家の穀物備蓄施設を示す字であると指摘する。『漢字源』は「あおぐろい穀の色」から「蒼」と通じ、急ぎ収穫して蔵することから「倉皇(そうこう・あわてる)」の派生義を生んだと記す。『大漢和辞典』は「倉廩実而知禮節」(管子)の用例を引き、倉が国の安定の基であることを示す。日本では『古事記』に「神倉(かむくら)」が見え、神聖な蔵を意味した。姓氏「倉田」「板倉」「朝倉」「米倉」など多数あり、財と備えの象徴として古来好まれてきた。
構成要素
亼(屋根) + 戸(扉) + 口(土台)
STROKE ORDER
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MEANINGS
穀物を蔵する建屋。公の蔵。
くら。財や物資を蓄える場所。豊かさの基盤。
★実りを蓄え、家を富ませる徳。備えと安定、代々続く繁栄への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。