◆ 元の意味(古代)
矢などで体に受けた切り傷。
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
13画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
痛みを知る心の字。傷を抱え人の心に寄り添う優しさを願う。
ORIGIN
『説文解字』人部に「傷、創(きず)なり」とあり、人の身に受けた切り傷を本義とする。字形は「亻+㾔(しょう)」で、㾔は矢で射られた傷の象形。白川静『字統』は右旁を「昜(あがる)」と分析せず、矢傷の専字と見て、人が矢で傷つけられる形とする。『漢字源』藤堂明保は「昜」をショウの音とし、突き上げるように刺し貫くイメージから、傷・觴(さかずき)・殤(若死)・湯(熱湯)と語族をなすとする。『大漢和辞典』は「きず、そこなう、いたむ、なやむ」と訓じ、肉体の傷から心の痛み(傷心・哀傷)まで広く転用される。落合淳思は古代中国の戦場文書に多出する語で、後に詩文において「傷春」「傷別」など季節・別離の哀感を表す美的語彙へ昇華したと述べる。
構成要素
亻(人) + 㾔(矢傷の象形)
STROKE ORDER
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MEANINGS
矢などで体に受けた切り傷。
きず、傷つける、いたむ、心を痛める、損なう。
★痛みを知るからこそ人に優しくでき、心に寄り添える深い人に育ってほしいという願い(命名では稀字)。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。