◆ 元の意味(古代)
雨乞いの祭祀者。礼楽を伝える祭官。
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KANJI ETYMOLOGY
ju
画数
16画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
亻+需で「祈雨の祭祀を司る学識ある人」。孔門の学問を担う知識人を象徴。
ORIGIN
『説文解字』人部に「儒は柔なり、術士の称なり。人に従ひ需聲」とあり、形声で意符「亻(人)」、音符兼意符「需(ジュ)」から成る。「需」は雨+而(祈祷者の姿)で、雨乞いの祭祀を待つ意を表す。『字統』白川静は、儒の本義を「雨を求めて舞い祈る祭祀者」とし、殷代の祭祀職能者集団に起源を持つと論ずる。胡適『説儒』も、儒は本来殷の礼楽を伝える祭官であり、孔子がこれを継承して学問の徒「儒家」を形成したと説く。『漢字源』藤堂明保は、需の「やわらかく潤う」意から、儒を「柔和にして礼楽を体得した学者」とする。『大漢和辞典』諸橋轍次は、儒者・儒学・大儒などの熟語を挙げ、孔孟の学を奉ずる学派の総称と記す。落合淳思は、儒が祭祀者から学者・教養人へと転義した過程を、春秋戦国期の知識階層の成立に対応させる。日本では江戸期の儒学興隆により、儒は学識・温厚を象徴する尊敬の字として人名にも採られた。
構成要素
亻(人) + 需(音符・もとめる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
雨乞いの祭祀者。礼楽を伝える祭官。
儒学者。学識ある人。やわらか。
★深い学識と温厚な人柄、礼節を弁えた知性、学問の道を究める人への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。