◆ 元の意味(古代)
子が育って満ち、長じる。
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KANJI ETYMOLOGY
juu
画数
6画
成り立ち
会意
部首
儿(ひとあし)
分類
常用漢字
育(生まれる)+儿(人)で「人が育ち満ちる」。生命の充溢を寿ぐ縁起字。
ORIGIN
『説文解字』儿部に「充は長ずるなり、高きなり。儿に従ひ、育省聲」とあり、形声兼会意で「儿(人の足)」と「𠫓(とつ=倒さの子=育の上部)」から成る。『字統』白川静は、充の上部を「子が逆さに生まれ出る形」と捉え、生まれた子が育って大人となり、心身ともに「みちる」さまを表すと説く。『漢字源』藤堂明保は、充の本義を「内側から満ちあふれて伸びる」とし、空虚を充たす能動的な充実を強調する。『大漢和辞典』諸橋轍次は、充実・充満・充足・充電などの熟語を挙げ、いずれも「内に満ち足りる」意で一貫すると記す。落合淳思『漢字字形史小字典』は、甲骨・金文では充の形が確認されず、戦国期以降の字とし、生育と成熟を結ぶ抽象概念字と分析する。日本では「みつる」「みちる」と訓じ、生命力の充溢・心身の健やかさを願う名乗字として、男女を問わず広く用いられる。「充」一字名は近代以降の人気男子名でもある。
構成要素
𠫓(生まれ出る子) + 儿(人の足)
STROKE ORDER
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MEANINGS
子が育って満ち、長じる。
充ちる。満ちる。あてる。完備する。
★心身ともに満ち足りた豊かな人生、内面から溢れる充実感、健やかに育つ生命力への願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。