◆ 元の意味(古代)
犠牲の牛を捧げて神に祈り告げる
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KANJI ETYMOLOGY
koku
画数
7画
成り立ち
会意
部首
口(くち)
分類
常用漢字
「牛」と「口」を合わせた会意文字。神に犠牲の牛を供えて祈り告げる意。
ORIGIN
『説文解字』告部に「告、牛角に横木あり、人に告ぐる所以なり。口牛に従う」とあり、許慎は牛の角に横木をつけ人を傷つけぬよう示す意とするが、これは後世の解釈である。白川静『字統』はこの説を退け、甲骨文・金文の字形から、犠牲の牛(あるいは祝詞を入れた器「口=サイ」)を神前に供えて祈り告げる祭祀字と解する。『漢字源』は「コク」音が「酷(きびしく徹する)」と通じ、声を強く発して告げ知らせる意とする。落合淳思『漢字の成り立ち』では、下部の「口」は実は祝詞器サイで、「牛」は犠牲、合わせて神に祈告する儀礼を表すと白川説を補強する。『大漢和辞典』は「告祭」「告廟」など宗廟告知の語を多数挙げ、本来神聖な告知行為であったと記す。
構成要素
牛 + 口(サイ=祝詞器)
STROKE ORDER
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MEANINGS
犠牲の牛を捧げて神に祈り告げる
つげる、知らせる、告白する
誠実に伝える意を含むが、現代の人名には稀
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。