◆ 元の意味(古代)
のど、食物や息が通る器官
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KANJI ETYMOLOGY
in
画数
9画
成り立ち
形声
部首
口(くち)
分類
常用漢字
「口」を意符、「因」を声符とする形声文字。のど、また飲み込む・むせぶ意。
ORIGIN
『説文解字』口部に「咽、嗌なり。口に従い因声」とあり、許慎は喉の通り道を指す字とする。白川静『字統』では、「因」は敷物の上に人が伸びる形で「拠る・通る」の意を含み、口に加えて食物や息が通るのど・嚥下を表したと説く。『漢字源』は「因」音が「咽(飲み込む)」「噎(むせぶ)」と通じ、狭い場所を物が通り抜ける動作を本義とする。『大漢和辞典』は「咽喉」「嗚咽」など、解剖学的なのどの語と感情で声をつまらせる用法の双方を採録する。落合淳思は秦漢以降の医学・身体語彙の整備に伴って広く用いられた字とする。日本語でも「咽喉(いんこう)」「嗚咽(おえつ)」など限定的な漢語に残るが、人名にはまず用いられない。
構成要素
口 + 因(声)
STROKE ORDER
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MEANINGS
のど、食物や息が通る器官
のど、むせぶ、飲み込む
身体器官名であり人名には用いられない
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。