◆ 元の意味(古代)
敷物に寝そべる、よりかかる
読み込み中...
KANJI ETYMOLOGY
in
画数
6画
成り立ち
会意
部首
囗(くにがまえ)
分類
常用漢字
敷物の上に大の字に寝そべる人を描いた会意。よりかかる、原因、縁(ゆかり)の意。
ORIGIN
『説文解字』に「因、就なり。从囗・大」とあり、囗(敷物・むしろ)の上に大(両手両足を広げた人)が横たわる形と解する。白川静『字統』では「茵(しとね)」の初文で、人が敷物に身をゆだねる姿が原義であり、そこから「よる」「たよる」「もとづく」の意が生じたとする。甲骨文・金文でも四角い枠の中に大の字の人が描かれ、「依り所」「原因」「縁(ちなみ)」へと意味が拡張した。仏教では「因縁(いんねん)」「因果(いんが)」のように、結果を生む根本要因を表す重要語となり、東洋思想の根幹をなす字である。
構成要素
囗(敷物)+大(人)
STROKE ORDER
▶ 再生で一画ずつ確認できます
書き順データを読み込み中…
MEANINGS
敷物に寝そべる、よりかかる
原因、もとづく、ちなむ、縁、よりどころ
★良縁を引き寄せ、確かな拠り所を築く。物事の根本を見極め、因果を大切にする誠実さ。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。