◆ 元の意味(古代)
屋内で獣の足跡を細かに見分け、事実を究明すること
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KANJI ETYMOLOGY
shin
画数
15画
成り立ち
会意
部首
宀(うかんむり)
分類
常用漢字
宀と釆と田を組み合わせ、屋内で獣の足跡を見極める形象。物事を細部まで明らかにする叡智の字。
ORIGIN
『説文解字』宀部に「審は悉なり。宀に从ひ釆に从ふ」とあり、許慎は「悉(ことごとく)」を本義と説いた。釆は獣の爪が分かれた形を象る象形字で、足跡を見分ける意を含む。屋根の意である宀の下に釆と田を置き、家屋に残された獣の痕跡を子細に観察する情景を描いた会意字とされる。白川静『字統』では、釆は獣の蹄痕、田は猟場・耕地を示し、屋内において狩猟・農耕の成果を細かに点検する儀礼的所作に由来すると論じる。古文には番に通じる形があり、見分け・選別の意が古くから備わっていた。藤堂明保『漢字源』は「ばらばらに分けて中身を見きわめる」を核義とし、悉・察・覈などの精査を意味する語と同系であると整理する。『書経』呂刑篇の「審克之」は「つまびらかにし能くす」と訓じられ、為政者が事実を究明する徳を示した。『中庸』の「博学之、審問之」は学問の根本姿勢として古来重んじられ、審には単なる吟味でなく真理に至る誠実さが籠められている。後世、審判・審査・審議など司法・行政の語に展開し、是非を見極める知性の象徴となった。
構成要素
宀(屋根)+釆(獣の足跡)+田(区画)
STROKE ORDER
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MEANINGS
屋内で獣の足跡を細かに見分け、事実を究明すること
つまびらかにする、明らかにする、詳しく調べる、判定する
物事の本質を見抜く深い洞察力と、誠実に真理を探究する慎み深い知性を表す。判断力に優れ、信頼される人柄を願う名に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。