◆ 元の意味(古代)
身体の末端、腰の下のしり
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
5画
成り立ち
形声
部首
尸(しかばね)
分類
常用漢字
身体の末端を示す字。土地の最末・終点の意も
ORIGIN
『説文解字』尸部に「尻は䯏なり。尸に従ひ九に声す」とある。許慎は形声字とし、意符の「尸」(しかばね・人がかがみ伏す形で身体に関わる部首)と声符の「九」(数の九・最後の意を含む)から成ると解した。「尸」は元来死体を象ったが、字源としては座した人の身体を示し、身体に関する字(屍・尾・尿・居など)の部首として広く用いられる。白川静『字統』は、九を「曲がりくねる」象とし、身体の屈曲する末端部、すなわち「腰の下・しりの部分」を示すとする。藤堂明保『漢字源』は、語族「コウ・キュウ=奥にひっこむ・最後にとどまる」に属するとし、究(最奥に至る)・窮(行き詰まる)などと同系で、いずれも「終点・最後の場所」を中核義とすると述べる。古典では身体の末端のほか、地形の末端、川や谷の終点を示す用法が見え、日本では「川尻」「目尻」のように物事の端・終わりを示す字として広く用いられる。常用漢字には2010年の改定で追加された比較的新しい字種である。
構成要素
尸(身体)+九(声符・末端の意を含む)
STROKE ORDER
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MEANINGS
身体の末端、腰の下のしり
しり、末端、後方、終点
命名には不向き(人体末端を示すため)
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。