◆ 元の意味(古代)
山が高く険しく聳えるさま。
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KANJI ETYMOLOGY
ga
画数
10画
成り立ち
形声
部首
山(やま)
分類
人名用漢字
高く聳え立つ山の姿。気高く凛とした風格を映す字。
ORIGIN
「峨」は「山」と音符「我(ガ)」から成る形声字である。『説文解字』山部に「峨は嵯峨なり、山高きさま」とあり、嵯峨と連語で用いられて山が高く聳えるさまを表す。音符「我」は鋸歯状の刃をもつ戈(ほこ)の象形で、ぎざぎざと険しい意を含む。これに「山」を加えて、稜線が鋭く刻まれた高山の姿を描く。白川静『字統』は、我を歯のついた戈の形とし、峨を「ぎざぎざと連なる山稜」と解する。藤堂明保『漢字源』も、我の音「ガ」が「ぎざぎざ」の語感を持ち、峨は「角ばって高くそびえる山」と説く。古典では屈原『離騒』の「冠之岌岌兮、長余佩之陸離」、李白『蜀道難』の「劍閣崢嶸而崔嵬」など、嵯峨・崔嵬と並び高峻な山岳美を讃える語として頻出する。日本では京都の嵯峨野が嵯峨天皇の離宮所在地として知られ、文雅の地名として親しまれてきた。地名・人名いずれにも雅趣ある字として用いられる。名に用いる際は、毅然と聳える山のように気高く揺るぎない品格、孤高でありながら美しい姿、堂々たる存在感を表す。古都の雅を宿した字でもあり、清雅で奥行きある人柄を願う命名に適する。
構成要素
山(意符)+我(音符・ぎざぎざ)
STROKE ORDER
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MEANINGS
山が高く険しく聳えるさま。
高くそびえる、気高い、雅やかなさま。
毅然たる気品、高雅な佇まい、揺るがぬ品格を示す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。