◆ 元の意味(古代)
中国五嶽の中嶽、嵩高山。
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KANJI ETYMOLOGY
suu
画数
13画
成り立ち
会意
部首
山(やま)
分類
人名用漢字
山と高を組み合わせた、堂々と聳える霊峰の字。器の大きさを示す。
ORIGIN
「嵩」は「山」と「高」から成る会意字(一説に形声)である。『説文解字』山部に「嵩は中嶽、嵩高山なり、河南に在り」とあり、五嶽の中央に位置する嵩山(すうざん)の固有名詞として収録される。嵩山は古来神聖な霊山とされ、夏・周の都に近く、王朝祭祀の中心であった。字は「山」の上に「高」を載せた形で、視覚的にも山の高大さを最大限に表現する。白川静『字統』は、嵩を「山の中の高なるもの」と解し、五嶽中央の嵩高山を本義としつつ、後に一般に「高い」「かさむ」の意に転用されたとする。藤堂明保『漢字源』は、嵩を「山+高」の会意で、「山が高くて大きい」さまを示し、転じて「分量が多くかさむ」意となったと説く。古典では『詩経』大雅「崧高維嶽、駿極于天」(崧高は嵩高に通じる)が著名で、王朝の威信を象徴する霊峰として詠まれた。後漢の班固『東都賦』、北魏酈道元『水経注』にも嵩山の壮厳が描かれる。日本では嵩山少林寺が禅宗・武術の聖地として知られ、「嵩」字は重厚な格調を備える。名に用いる際は、堂々たる風格、器の大きさ、揺るぎない高潔さ、人を包み込む大きな心を表す。「たかし」と訓じて男子名に多用され、清廉で度量の広い人柄を願う命名に適う。
構成要素
山(意符)+高(意符・たかい)
STROKE ORDER
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MEANINGS
中国五嶽の中嶽、嵩高山。
高い、かさむ、量が多い、堂々としている。
器の大きさ、堂々たる風格、高潔な品格を示す。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。