◆ 元の意味(古代)
そびえ立つ城楼・台観。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
10画
成り立ち
象形
部首
たかい
分類
常用漢字
たかい、そびえる。
ORIGIN
説文解字に「高、崇也。象臺觀高之形。从冂、口、與倉舍同意」とあり、本義は高くそびえ立つ建築物、すなわち城門上の楼観や物見櫓の形象に基づく象形字である。甲骨文・金文の「高」は、台基の上に重層の楼閣がそびえる姿を端的に描き、上部の屋蓋、中段の楼身、下部の出入口たる「口」を組み合わせて、人為の最上の構築物を表したものである。白川静『字統』は、これを単なる建築物ではなく、神霊を迎え祖霊を祭る祭祀的高台、すなわち聖域における垂直性の象徴と捉え、地上を越えて天に通ずる宗教的・政治的権威の表象であったと論ずる。藤堂明保『漢字源』は語根 *kog- を「上方にきわまる」音象徴語と取り、「亢」「皓」「敲」と同系で「上にぬきん出る」語族を成すとする。詩経・尚書には「高山仰止」「高明柔克」など、徳行の卓越を山岳の高さに比す用例が早くから見られ、後世「高潔」「高志」「高風」と人格の崇高を讃える語として広く使われた。日本でも姓氏・人名に古来多用され、清雅・気高さを象る代表的吉字となっている。
構成要素
象形(楼観の形)
STROKE ORDER
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MEANINGS
そびえ立つ城楼・台観。
たかい。すぐれている。けだかい。
★気高く清雅、志を高く持ち徳望のある人。卓越と崇高、向上心を象る人名最上格の吉字である。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。