◆ 元の意味(古代)
肩に荷を担う、になう
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KANJI ETYMOLOGY
tan
画数
8画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
旦(タン)を声符とし、肩に荷を担う動作を示す。「擔」の俗体・新字体として広く通用。
ORIGIN
本来の正字は「擔」で、『說文解字』にこそ立項はないが、唐宋の字書に「擔は荷ふなり。手に从ひ詹聲」と注され、詹(セン)を声符とする形声字とされる。「担」はその俗体として唐代以降の写本・木簡に現れ、旦(タン)を声符に置き換えた略字である。藤堂明保『漢字源』は「旦」が tan の音を担い、「平らに据える」「水平に保つ」イメージを内蔵することから、肩に荷を平らに掛ける所作との意義整合を指摘する。白川静『字統』は「擔」字の方を本義に置き、「詹」を屋根の軒先が垂れる象形と解し、肩から左右に荷が垂れ下がる像を字源と論じる。古典では『戦国策』『漢書』に「擔糧」「擔簦」など、長旅の食糧や笠を担う語として頻出し、転じて職務・責任を負う意に拡張した。日本では明治以降に「担」が一般化し、戦後の当用漢字制定で正式に新字体として採用された。「担当」「分担」「担保」「負担」など、すべて任を肩に置き支える象意に通じる。手偏に旦が組むこの字には、朝日とともに荷を担い立ち上がる清新な働きの像が宿る。
構成要素
扌(手・肩の動作)+旦(声符・平らに保つ象意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
肩に荷を担う、になう
担ぐ・引き受ける・受け持つ
責任を引き受ける誠実さ、人を支え導く頼もしさを表す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。