◆ 元の意味(古代)
手を上げて呼び寄せる、神霊を招く
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
8画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
召(ショウ)を声符とし、手を上げて人を呼び寄せる動作を示す。会意兼形声の典型字。
ORIGIN
『說文解字』手部に「招は手呼ぶなり。手に从ひ召に从ふ、召亦聲」と記され、会意兼形声字とされる。声符の「召」は口を上げて人を呼ぶ象意を持ち、それに手の動作を加えて、声と手振りの双方で相手を引き寄せる所作を表す。藤堂明保『漢字源』は声系 thiog/thiau に属させ、「高く差し招く」「上方へ動かして合図する」共通義を持つ語族(招・昭・照・沼など)の中心と位置づける。白川静『字統』は「召」を祝禱の儀礼で神霊を呼ぶ字とし、本字「招」もまた、まず神を招き降ろす祭祀的所作を本義とすると論ずる。すなわち手を高くかかげ、声と所作で天上の神霊や遠方の客を呼び寄せる聖なる動作が原像である。古典では『詩経』『楚辞』に「招魂」「招賢」と見え、『楚辞』には屈原に擬された「招魂篇」があり、亡霊を呼び戻す祭文の典型を示す。後世「招待」「招請」「招聘」「招福」など、客や福を呼び込む吉祥の語として定着し、日本の「招き猫」もこの字義に基づく。手偏に召を組むこの字は、明るく開かれた腕で人と幸を迎え入れる象意を伝え、命名では人徳と社交の縁を象徴する吉字として広く用いられる。
構成要素
扌(手の動作)+召(声符・呼び寄せる象意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
手を上げて呼び寄せる、神霊を招く
招く・呼ぶ・迎え入れる
人や幸を呼び込む福徳、開かれた人徳の象意を表す。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。