◆ 元の意味(古代)
古きをもとに為す。ゆえあって行う。
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KANJI ETYMOLOGY
ko
画数
9画
成り立ち
形声
部首
攵(ぼくづくり)
分類
常用漢字
古き由来を打ち伝え、温故にして知新を生む。
ORIGIN
『説文解字』巻三下、攴部に「故は使て之を爲さしむるなり。攴に从ひ古聲」とあり、攴(手の動作)と古(ふるい/聲符)からなる形声字。白川静『字統』は「古」を「十(数の極)+口(祝告の器)」と解し、長く語り継がれた古事の意とし、これに攴を加えた「故」は、古き事柄を意図的に行為に移す、すなわち「ゆえあって為す」「もとから決まっていた事をする」を本義とすると説く。藤堂明保『漢字源』は同系語に「古」「固」「枯」を挙げ、「干からびて固まる」「定着して動かない」核義を共有するとし、そこから「ふるい」「もとからの理由」「ことさら」と意味が枝分かれしたとする。古典では『論語』為政篇「故きを温めて新しきを知る、以て師と為すべし」が著名で、伝統を尊び新意を発するという東洋知の核を成した。『春秋左氏伝』では「故事」「故人」と古き事柄や旧友を指し、敬愛の情を伴う語となった。名に用いれば、伝統を重んじる落ち着き、由緒ある血脈、深い情愛と懐かしさをもって人と縁を結ぶ温情を表す字義となる。
構成要素
古(ふるい/聲符)+攵(手)
STROKE ORDER
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MEANINGS
古きをもとに為す。ゆえあって行う。
ゆえ、ふるい、わざと、なくなった人。
伝統を尊ぶ落ち着き、温情ある由緒。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。