◆ 元の意味(古代)
夜明け、空が白み始める時
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KANJI ETYMOLOGY
gyou
画数
16画
成り立ち
形声
部首
日(ひ)
分類
人名用漢字
夜が白み始めた瞬間の高く澄んだ光と、知の目覚めを宿す字
ORIGIN
『說文解字』日部に「曉は明なり。日に从ひ堯聲」と記され、許慎は本字を意符「日」と声符「堯」とからなる典型的な形声字と定めている。声符「堯」は「高し」「衆く積み上ぐ」の意を持ち、土を高く盛り上げた様を象る。これに「日」を組み合わせることで、太陽が地平の彼方に高く昇り闇を払って明るくなる時刻、すなわち夜明けを意味するに至った。白川静『字統』は「堯」を聖王の名とし、神聖な光が高みから降り注ぐ宗教的イメージが「曉」の語感に深く影を落としていると指摘する。『漢字源』藤堂明保は同系の語に「皎」「皓」「皛」を挙げ、いずれも白く清く輝く光を意味する一群を成すと述べ、「曉」がその中で「東天が次第に白んでいく時間的推移」を担う語であると整理した。先秦の『楚辞』や漢代の楽府にすでに「曉日」「曉星」の語が見え、暁は単なる時刻ではなく、闇から光への転換、迷妄から悟りへの覚醒という象徴を帯びてきた。仏典漢訳においても「曉了」「通曉」と用いられ、知ることに通じる比喩へと展開する。日本でも『枕草子』冒頭の「春はあけぼの」に通じる繊細な美意識を担い、「悟る」「明らかに知る」の和訓を獲得した。名乗りでは「あきら」「とし」「さとる」と読まれ、知性と清新さを兼ね備える字として尊ばれる。
構成要素
日(太陽)+堯(高く盛り上がる声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
夜明け、空が白み始める時
あかつき、明け方、はっきりと知る、悟る
聡明で清らか、新しい時代を切り拓く知性と希望を象徴する印象
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。