◆ 元の意味(古代)
常緑の堅木、ヒノキ科コノテガシワなど。
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KANJI ETYMOLOGY
haku
画数
9画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
常緑の堅木、節を曲げぬ清廉と長寿の象徴。
ORIGIN
『説文解字』木部に「柏は鞠なり。木に从ひ白聲」とあり、常緑の堅木「ヒノキ・コノテガシワ」の類を本義とする形声字である(中国の「柏」はヒノキ科コノテガシワ等を指し、日本の「柏(かしわ)」=ブナ科の落葉樹とは植物学的には別物だが、同じ字を借用してきた)。声符の「白(ハク)」はどんぐりの象、または白く清らかな色を示し、清浄潔白の意を兼ねる。白川静『字統』は柏を聖樹とし、王陵・社廟に植えられて霊魂を守護する木であったと述べる。『論語』子罕篇の「歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る」は、困難な時にこそ真価を顕す君子の比喩として東アジアに広く愛誦された。藤堂明保『漢字源』は白の声を「明らか」の語族に置き、柏を「葉色明るく一年中色を変えぬ清廉な木」と説く。日本では落葉性の柏(かしわ)が「葉守の神」として尊ばれ、新葉が出るまで古葉が落ちぬ性質から「家系が絶えぬ」縁起木とされ、端午の節句の柏餅に用いられた。長寿・誠実・家の継承という三つの徳を兼ね備え、人名でも好まれる字である。
構成要素
木(樹種)+白(清らかな声符)。
STROKE ORDER
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MEANINGS
常緑の堅木、ヒノキ科コノテガシワなど。
かしわ。長寿・節操・繁栄の象徴。
誠実、長寿、絶えぬ家系の継承を願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。