◆ 元の意味(古代)
ヤナギ科の木。水辺に生え枝が垂れる
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KANJI ETYMOLOGY
ryuu
画数
9画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
人名用漢字
風になびく細枝。優美と柔軟、しなやかな強さを宿す古典の樹。
ORIGIN
『説文解字』木部に「柳は小楊なり。木に従ひ卯の声」とあり、木偏に「卯」を音符とする形声字である。「卯」はもと門を両側に開いた形を象り、開放・流動の意を含む。藤堂明保『漢字源』では、卯の音「リュウ」が流れる・なびくに通じ、風に枝が流れる柳の姿を音象徴的に表現していると解する。白川静『字統』は、柳が古代中国において別離の象徴であった点を重視する。漢代の長安では、旅立つ者に柳の枝を折って贈る「折柳贈別」の風習があり、『詩経』小雅・采薇の「昔我往矣 楊柳依依」は離別の名句として知られる。柳は水辺に生え、その枝は柔らかく長く垂れ、風に逆らわずになびくため、柔軟性・優雅さ・無常観を象徴する。仏教では観音菩薩が柳枝を持ち、煩悩を払い病を癒す浄化の意も付与された。日本では万葉集以来、桜と並ぶ詩歌の題材であり、芽吹きの早さから春の到来を告げる木として親しまれてきた。「柳に風」「柳腰」など、しなやかさを称える成語も多く、剛と対比される柔の美徳を担う。木偏は植物を、卯は流動・しなやかさを示し、合わせて優雅で柔軟、しかし折れない生命力を表す字となった。
構成要素
木(樹木)+卯(音符・流動)
STROKE ORDER
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MEANINGS
ヤナギ科の木。水辺に生え枝が垂れる
やなぎ。しなやかさ、優美、別離の象徴
柔和で優雅、柔軟な強さ。困難にしなやかに対応する人
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。