◆ 元の意味(古代)
木の枝先、こずえ(古義)
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KANJI ETYMOLOGY
kaji
画数
11画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
人名用漢字
船の進路を定める舵、運命を切り拓く意志の柄
ORIGIN
『説文解字』には収められず、本来は中国で「梶」は木の梢を意味する稀字であったが、白川静『字統』はこの字が「木に尾声」の形声構造をもち、「木の末・尾の部分」、すなわち枝先を指す古字であったと整理する。日本に伝来した後、「梶」は和訓として独自の意味展開を遂げ、船の進路を制御する「かじ」の字として用いられるようになった。藤堂明保『漢字源』は、本来「舵」「柁」が船の方向を司る道具を指す字であるのに対し、日本では同じ音「かじ」に「梶」の字を当て、また神事に用いる神木「梶の木(コウゾの一種)」をも梶と表記したと指摘する。七夕には梶の葉に和歌を書いて願掛けする風習があり、平安宮廷以来の優雅な文化を担ってきた字でもある。人名としては、「方向を見定める力」「運命の舵を握る主体性」「神聖な葉に願いを託す情趣」が結びつき、男女ともに用いられる風雅な姓・名の字となった。
構成要素
木(樹木)+尾(ビの音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木の枝先、こずえ(古義)
舵(かじ)、梶の木(神木)
人生の舵をしっかり握る主体性、願いを託す情趣ある優雅さ
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。