◆ 元の意味(古代)
文書を封じる木札、改める
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KANJI ETYMOLOGY
ken
画数
12画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
封印を改める木札、真実を見極める眼差し
ORIGIN
「検」は旧字「檢」の新字体で、形声文字。意符の「木」と音符の「僉(セン・ケン)」から成る。許慎『說文解字』木部に「檢、書署なり。木に从ひ僉聲」とあり、本義は文書を封ずる際に上に当てる木札、すなわち封緘(ふうかん)の検札であった。古代中国では竹簡や絹帛の文書を箱に納め、その上に短冊状の木板を当てて泥封(でいふう)を施し、これを「檢」と呼んだ。白川静『字統』(一九八四)は音符「僉」を「皆・あつまる」の意とし、複数の手続きを取りまとめて確認する役割が「檢」に込められたと解する。藤堂明保『漢字源』(一九八八)は同系語に「験(しらべて確かめる)」「険(きわどく確かめる)」「倹(つつしむ)」を挙げ、ともに「引き締めて確認する」コアイメージで結ばれると述べる。封の改めから「あらためる」「しらべる」「とりしまる」へ意味が広がり、唐律以降「検校」「検非違使」など官職名にも用いられた。日本では「検査」「検証」「検索」「検事」など、客観的な真実探究を担う語に欠かせない。名に用いれば、誠実に物事を見極める知性と、規律ある慎ましさを兼ね備えた人柄を象る。
構成要素
木(きへん)+僉(音符・あつめ確かめる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
文書を封じる木札、改める
しらべる、あらためる、検査・検証
真実を見極める知性、規律ある誠実さ
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。