◆ 元の意味(古代)
馬を走らせ性能を試す。
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KANJI ETYMOLOGY
ken
画数
18画
成り立ち
形声
部首
うまへん
分類
常用漢字
ためし、しるし。
ORIGIN
「験」は「驗」の新字体である。説文解字に「驗、馬名也。从馬、僉聲」とあり、本義は馬の一品種、もしくは「験する」すなわち実地に駆らせて性能を確かめる馬を指したとされる。意符の「馬」は実走による検証の場、声符「僉」は「皆・揃って」の意を内包し、衆目をもって試すという語感を伴う。白川静『字統』は、僉に「みなで集まって調べる」意があるため、駿馬の優劣を群衆衆評の前で験する儀礼が語義の核であり、後に試験・効験・霊験・徴験などの抽象義に展開したと論ずる。藤堂明保『漢字源』は声符を *gam- 系の「合わせて引き比べる」音とみなし、「検」「鹸」「斂」と同系で「集めて確かめる」語族をなすとする。仏典漢訳において祈禱の効験を「験」と訳し、修験道の「験者(げんざ)」「験力」として日本宗教語に深く根を下ろした。新字体「験」は声符を「験」(馬偏+㑒)と簡素化し、現代日本では入学試験・実験・経験など知的検証の語に多用される。
構成要素
馬+僉(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
馬を走らせ性能を試す。
ためす。しるし。効果。あかし。
★試して確かめる誠実さ、努力の成果(しるし)が現れるよう願う字。学問・修練の成就を期する命名に適する。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。