◆ 元の意味(古代)
馬を走らせて性能を験す。
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KANJI ETYMOLOGY
ken
画数
23画
成り立ち
形声
部首
うまへん
分類
—
ためして証す。
ORIGIN
「驗」は「験」の旧字(康熙字典体)であり、説文解字に「驗、馬名也。从馬、僉聲」と記される最古の正字である。意符「馬」は実走の場、声符「僉」は「皆ともにそろえる」「衆を集める」意を含み、両者を合わせて、衆目衆評のもとに馬を駆らせ、その能力を実地に検証する儀礼が原義として位置づけられる。白川静『字統』は、僉の集合義が「群臣そろって審査する」場景を喚起し、駿馬選別の試走から「ためす」一般義、さらには「効験」「徴験」「霊験」へと展開したと述べる。藤堂明保『漢字源』は声符 *gam- を「合わせて比べる」音象徴語と捉え、「検」「斂」「鹸」と同系の語族を成すとする。仏典漢訳において、祈禱や行法の効果を「驗」と訳した影響は大きく、平安以降の日本では修験道の「驗者」「驗力」、神道の「霊驗」など信仰世界の根幹語となった。新字体「験」と意義は同じだが、古文書・神社仏閣の扁額には今も「驗」字が荘重に用いられている。
構成要素
馬+僉(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
馬を走らせて性能を験す。
ためす。しるし。効験。霊験。
★試練を経て成就を証す、実証の徳。修練と成果の調和を願う格調高い名乗り字である。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。