◆ 元の意味(古代)
流れ出る水、にじみ出るしる。
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KANJI ETYMOLOGY
eki
画数
11画
成り立ち
形声
部首
氵(さんずい)
分類
常用漢字
夜露のしずく、生命を潤すあらゆる流体の総称。
ORIGIN
「液」は氵(水)と「夜」を組み合わせた形声文字である。許慎『說文解字』水部に「液は㳅(ながれる)なり、水に从ひ夜の聲」とあり、本義は流れる水、にじみ出る液体を意味した。白川静『字統』によれば、「夜」は腋(わき)と同系で、本来は人体の脇から汗のように染み出るものを連想させたとし、そこから「にじみ出る・分泌する」の意味が生まれた。藤堂明保『漢字源』は「夜」の音が「えき」と転じ、闇のうちに静かに生じる露や夜露の含意を持つと述べている。古代中国では「液」は樹液・血液・唾液など、生命体から流れ出るあらゆる流体を指す総称として用いられた。『黄帝内経』など医学書では、人体の津液(しんえき)として、健康と生命力を支える重要な要素とされた。日本でも「液体」「樹液」「血液」「液状」など、現代科学・医学の語彙に深く浸透し、物質の三態の一つを示す基本語として定着している。名前に用いるのは稀だが、潤いと豊かさ、生命力を象徴する字として、瑞々しい感性や流動的でしなやかな人生を願う意を込めることができる。
構成要素
氵(水)+夜(音符・にじみ出る意)
STROKE ORDER
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MEANINGS
流れ出る水、にじみ出るしる。
液体、しる。物質の三態の一つで自由に流動するもの。
★潤いと柔軟性を象徴。瑞々しい感性で人を癒やす人柄を願う。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。