◆ 元の意味(古代)
湘江、湖南省の川
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
12画
成り立ち
形声
部首
氵(さんずい)
分類
人名用漢字
瀟湘の清らかな川を表す雅字。
ORIGIN
『説文解字』水部に「湘は水なり。零陵海陽山に出で北のかた江に入る」とあり、本来は中国湖南省を流れる「湘江(しょうこう)」の固有名詞である。許慎は形声字として水(氵)を意符、相(ショウ)を声符とすると説く。相は木と目を組み合わせ、木をよく見て材を選ぶ、互いに見交わすことから「みる・互い」の意を持ち、「向き合う・寄り添う」の語感がある。白川静『字統』は、湘江は瀟水(しょうすい)と合流して洞庭湖に注ぐ清流であり、古来「瀟湘八景」として詩画に詠まれた風光明媚な地として中国・日本の文人墨客に深く愛されたと述べる。屈原『楚辞』九歌の「湘君」「湘夫人」は湘水の女神を歌い、舜帝の妃娥皇・女英が湘水に身を投じた伝説と結びつき、清く悲しい愛情の象徴となった。藤堂明保『漢字源』は、相の語根*siaŋ(向き合う)を継承し、湘もまた両岸が向かい合って清流をなす情景を字義の核とする。日本では人名用漢字に採用され、特に女性名で人気が高い。「湘」「湘子」「湘南」など、瀟湘の風雅・清流の透明感・楚辞の詩情を象徴する字として愛好される。神奈川「湘南」の地名イメージと結びつき、明朗で爽やかな海辺の雰囲気を含意することから、現代では「明るく清らかで詩情豊かな人物」を願う命名に広く用いられる。
構成要素
氵(水)+相(向き合う・選ぶ)
STROKE ORDER
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MEANINGS
湘江、湖南省の川
湘江、瀟湘の風雅、清らかな川
★清らかで詩情豊かな美しさと爽やかな品位
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。