◆ 元の意味(古代)
据え置いた灯火・ともしび
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KANJI ETYMOLOGY
tou
画数
6画
成り立ち
形声
部首
火(ひへん)
分類
常用漢字
暗夜にともる、ささやかな希望の文字。
ORIGIN
形声文字で意符は「火」、声符は「丁(テイ・トウ)」。本字は「燈(とう)」で、「灯」はその新字体・略字である。『説文解字』には「燈」字を立て「錠なり」と注し、油皿に立てて灯すともしびの器を指したとされる。藤堂明保『漢字源』は、「丁」が釘の頭の象形で「ぴたりと立つ・据え付ける」意をもち、火を据え付けて灯すさまを示すと解する。白川静『字統』は、燈・登が同源で、高く据え置いた灯火を意味するとし、後に簡略化して「灯」字が広まったと述べる。仏教経典の漢訳に「法灯」「無盡灯」など智慧を灯火に譬える語が頻出し、日本にも仏教伝来とともに精神的象徴として深く浸透した。戦後の当用漢字制定で「燈」に代わり「灯」が公式採用され、街灯・電灯など日常語に広く用いられている。
構成要素
火(意符)+ 丁(声符・据え付ける)
STROKE ORDER
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MEANINGS
据え置いた灯火・ともしび
ともしび、あかり、ランプ
暗闇の中で人を導く灯火のように、希望と温もりを与える存在に。小さくとも確かに照らし続ける、まごころの光の象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。