◆ 元の意味(古代)
燃え上がる焔。
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KANJI ETYMOLOGY
ka
画数
4画
成り立ち
象形
部首
ひ
分類
常用漢字
燃え立つ焔——光と熱、生と滅を内包する根源の字。
ORIGIN
『説文解字』火部の冒頭に「火は燬なり、南方の行、炎にして上る、象形」と掲げられ、火は燃え上がる焔の形を描いた象形文字とされる。許慎は五行説に基づき火を南方に配し、その性として「炎にして上る」上昇の運動を強調する。甲骨文・金文の字形は焔が立ちのぼる三本の線として描かれ、中央の長い焔と左右の二筋に分けて表現される。白川静『字統』は、火を最も古い象形字の一つとし、「山」と字形が近似することから、字形史上は両者の混同が古くからあったが、火は焔の動きを、山は峰の連なりを示すという機能的差異によって区別されたと述べる。さらに祭祀における火の重要性、灯火・火葬・火祓いといった呪儀的用法が漢字文化の根底にあることを論じる。藤堂明保『漢字源』は火を*hwər系列に置き、「ぱっと開く・燃え広がる」共通義素を持つ語族の中心字とし、華・花・化なども同源と推定する。命名では生命力・情熱を象徴するが、災いを連想させ単独使用は稀である。
構成要素
焔の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
燃え上がる焔。
ひ。火・焔・熱。
★単独では命名忌避。情熱・生命力を含むが災を連想し、通常は避ける。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。