◆ 元の意味(古代)
燃え上がる火、火光
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KANJI ETYMOLOGY
en
画数
8画
成り立ち
会意
部首
火(ひ)
分類
常用漢字
火を二つ重ねて、燃えさかる炎の高く立ちのぼる勢いを直截に表す。
ORIGIN
「炎」は火を上下に二つ重ねた会意文字。『説文解字』炎部に「炎、火光上るなり。重火に従う」と明記され、火が高く燃え上がる象を二つの火で表したと説く。甲骨文・金文段階から既にこの形が確認され、字形の変遷はほとんどない単純で力強い造字である。白川静『字統』は重ねることによる「火勢の盛ん」を強調し、古代の儀礼で炎を神聖視した観念と結びつける。藤堂明保『漢字源』はエンの音を「えんえんと長く伸びる」意の系列(延・蜒)に位置づけ、火炎が長く立ちのぼり続ける視覚像を語源とする。中国古代神話では炎帝神農氏が登場し、火と農耕を司る祖神として崇められた。『書経』洪範篇には「火曰炎上」とあり、五行思想で火の性質を「上に向かう」と定義する根拠ともなった。落合淳思は重畳構造の漢字(炎・林・森・晶など)の代表例として挙げる。日本では「炎」一字で情熱・闘志・生命力を象徴する語として親しまれる。
構成要素
火+火
STROKE ORDER
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MEANINGS
燃え上がる火、火光
ほのお、燃える、熱い
心に熱い情熱と志を燃やし、周囲を明るく照らす生命力に満ちた人に。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。