◆ 元の意味(古代)
火がもえる、もやす。
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KANJI ETYMOLOGY
nen
画数
16画
成り立ち
形声
部首
ひへん
分類
常用漢字
火が盛んに燃え立ち、生命の勢いを示す字。
ORIGIN
『説文解字』には本字「然」を「燒也。从火、肰聲」と説き、もえる意の本字は「然」であると示す。後に「然」が「しかり」「そのように」の助辞・状態詞として頻用されるに及んで、本来の燃焼義を保つために火偏を加えた「燃」が分化して用いられるようになった。白川静『字統』は、「然」を犬の肉を火で炙る形と解し、犠牲を焼く祭祀の場面に由来する字とする。これに火偏を重ねた「燃」は、燃焼義を強調する後出形声字であり、漢代以降の文献に多く現れる。藤堂明保『漢字源』は、語源核を「NIAN/ねっとりとした油脂が燃える」に置き、「然」「燃」を同源とし、肉や脂が火に触れて勢いよく燃え上がる現象を共通の核意とすると述べる。『孟子』公孫丑に「若火之始燃、泉之始達」とあり、勢いが盛んに広がる様の比喩に用いられる。日本では「燃焼」「再燃」「燃料」のほか、「闘志を燃やす」「情熱が燃える」のように、内発的な気迫の激しさを表す。人名としては激越に過ぎる印象から避けられる傾向がある。
構成要素
火+然
STROKE ORDER
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MEANINGS
火がもえる、もやす。
もえる、燃焼する、勢いがさかんになる。
★人名には激しすぎる印象があり、用例は稀。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。